過去にXで回答した事例を載せています。
今回はこちらの相談です。
ざっくり相談内容はこちら
・「向き合う」「話し合う」はどちらかに向き合う気持ちがない場合は難しいのか
・それとも、どんなに相手が向き合う気がなくても、こちらが根気強く相手を理解しようとしたり、自分の問題にも目を向けて考えを放棄せず向き合い続ければいつかは通じるのか
黒メガネの回答
これは結論から言うと、
どちらかの心が完全にシャッター降りてて
何をやっても心が開かない場合はもう難しいよね。
「向き合う」って
片方だけの努力では成り立たないから。
ただ、
向き合う関係に持っていくまでの手順を
間違えている人も凄く多い。
というのも、
「お互いが向き合う関係性」というのは
いきなりそうなるわけではない。
二人の関係性に問題があるのだとしたら
必ずそれはお互いに課題があるということ。
だから
順番的には
①自分が自分自身の課題と向き合う
②相手も相手自身の課題と向き合う
③課題をシェアし合ってお互いが向き合う
こういう流れだ。
「向き合ってくれません」という悩みの多くは
①の段階で躓いていることも多く、
相手に向き合ってもらう前に、
自分がまずは自分の課題と向き合う必要がある。
もしくは①の自分の課題はクリアしたとしても、
いきなり③まで行こうとする人が多い。
そうじゃなくて、まずは②からだ。
いきなり「お互いが向き合う関係」は無理だから、
まずは
「相手が相手自身の課題と向き合うこと」
を促す方が先なんだよ。
結局のところ、
お互いが向き合うのに必要なのが
「問題意識の共有」だ。
人は問題意識があるから向き合う。
そう考えた時、
お互いが自分の課題と向き合えず、
「○○する相手が悪い」と
問題を自分の外側に置いている状態で
絶対に向き合うようにはならないでしょ?
だから、お互いがまずは自分自身の課題と
正面から向き合う必要があるんだよ。
私にはこういう課題がありました。
僕にはこういう課題がありました。
じゃあ二人の今後のために
どうしていきましょうか。
という流れになる。
この質問をくれたあなたが
どの段階で躓いているのかは分からない。
でも仮に
向き合ってくれない相手がいるのだとしたら
それはあなたと向き合わないというより
・自分の課題を認識してないか
・そこに問題意識を持ってないか
そのどちらかの可能性は高いから、
まずは問題意識のズレを
見つめなおしてみると良いかも。
とはいえ、
①自分が自分自身の課題と向き合う
②相手も相手自身の課題と向き合う
③課題をシェアし合ってお互いが向き合う
この①〜③のどの段階かによって、
必要なことは変わってくるから、
あまり具体的なことはアドバイスできない。
ただ、この順番は凄く大切だから、
頭の片隅にでも入れておいてほしい。
黒メガネ回答まとめ
- 向き合うには手順がある
- 自分が自分自身の課題と向き合う
- 相手が自分自身の課題と向き合う
- 課題をシェアし、お互いが向き合う
- 向き合うためにはお互いが問題意識を持つことが必要。
- 問題意識のズレがあると、一方的に相手に要求したり、すれ違いが続く。
どうやって相手に問題意識を持ってもらうのか
どうやって問題意識を共有するのか
その具体的な方法は
これを参考にしてほしい。
