過去にXで回答した事例を載せています。
今回はこちらの相談です。
ざっくり相談内容はこちら
・なるべくポジティブに考えることを心がけながら過ごしている
・でも仕事で何度も言われてることができないと落ち込む
・納期がいつまでかを確認できずに取り組んで失敗する
・相手は忙しそうで質問する隙が無いように感じる
・言いたいことを言えるようになるためにどうすれば良いか
黒メガネの回答
この相談を見ての第一印象としては
「いつも自分を責めてるんだろうな」
ってこと。
ポジティブに考えようとはしているけど、
自分を責めるクセはあるから
何かあると暗くなってしまうよね。
“他人からの指摘で悪い方向に考えてひどく落ち込み、しばらく引きずります”
と書いてあるけど、
これは相手の指摘で落ち込んでるんじゃないよ。
相手に指摘された後に、
あなたが自分を永遠に責め続けてるから
しばらく引きずるわけだ。
そして、
“言いたいことを言えるようになるために、もっと自分本位で物事を考えたいのですが、それをするにはどういう風に思考を変えていったらいいのでしょうか?
と書いてあるけど、
向き合った方が良いのは、
「自分を責めるクセ」だ。
あなたは自分を責めるのが大好きなんだよ。
何かあれば直ぐに自分を責めたくなる。
そうやって相手の言葉を受けて
いつも自分を責めていると
それを相手にも投影するわけだ。
つまり、
自分が他人に何か言われると、
凄くネガティブな気持ちになるから
あなたも他人に何か伝えるのに
物凄く抵抗感が生まれる。
自分がそうだから
相手もネガティブな気持ちになってしまうと
無意識に思ってしまう。
そのため余計に伝えられなくなる。
だからあなたはまず
「なんでそんなにも自分を責めるのだろうか」
という部分と向き合う必要がある。
ただここは
あなたの中に根深いものがあるかもしれないから
いきなりは変わらない。
だから「なぜそんなにも自分を責めるのか」
という部分は向き合い続けた上で、
まずはやれるところから意識を変えていく必要がある。
“上記の「できていないこと」とは、「仕事を任されたときに、納期がいつまでかを聞かずに進めてしまう」ということです。依頼してきた相手と私のスピード感がまるで合っていないにもかかわらず納期を聞けなかった結果、催促されるということが何度かありました。自分が悪いので仕方ないのですが・・・「いつまでにやればいいですか?」と質問するだけで解決しそうなのに、相手はいつも忙しそうで言うだけ言って去っていくような方なのでこちらから質問できる隙がないと感じています”
と書いてあるけど、
結局のところ、
仕事などで相手に言えなくないのは
自分の役割より自己保身が先行してるからだ。
あなたの仕事における本来の役割は何だろうか。
どう思われるかを気にすること?
自分を責め続けること?
違うよね。
あなたの役割は他にある。
あなたは仕事を与えられたわけだから、
その仕事をしっかりやって、
全体がスムーズに進められるようにすることだ。
そうやって周りのことを想っていたら、
自分のことを責めている暇も無くなるし、
自分がどう思われるかを気にして
納期を聞くのを遠慮することもなくなる。
だって全体がスムーズに進むことを第一にしてたら
自分がどう思われるかなんてどうでも良いから。
“言いたいことを言えるようになるために、もっと自分本位で物事を考えたいのですが、それをするにはどういう風に思考を変えていったらいいのでしょうか?”
という部分の回答に関しては、
自分がどう思われるかより、
自分の役割や全体のためを想って
働いたらよいと思う。
ビビって質問できなくなりそうな時は
「全体のためを思った時、
ここで質問しないのはどうだろうか?」
というのを自分に問いかけてみてほしい。
それだけでも変わるかなと。
黒メガネ回答まとめ
- 自分を責め続けるパターン
- 他人からの指摘を受けると、必要以上に自分を責めてしまう。
- 「相手の言葉」で落ち込むのではなく、「自分で自分を責める」ことで苦しくなっている。
- 自己保身が先行する思考
- 相手にどう思われるかを気にしすぎて、本来の役割を果たせなくなっている。
- これが結果として「言いたいことが言えない」状況を生んでいる。
- 「どう思われるか」に囚われるのをやめ、「自分の役割」「全体のため」を意識して行動すること
もし具体的な伝え方とかで迷ったら
これを参考にしてほしい。
