過去にXで回答した事例を載せています。
今回はこちらの相談です。
ざっくり相談内容はこちら
・私は現在婚活中
・年々「好き」という気持ちが出てこなくなる
・「好き」と感じる人にはほぼ出会えない
・男性の方からは私のことを「好き」だという気持ちが伝わってきても、それに応えることができずに苦しく感じる
・性的な接触を迫られるとすぐに「生理的に無理!」となってしまう
・どうしたら良いか
黒メガネの回答
この「好きになりにくい」という悩みは
婚活してる人で意外と多いよね。
そこには色んな理由があるけれど、
まずは「好き」のメカニズムを掘ってみようかと。
「好き」の前には「興味」があり
「興味」の前には「好奇心」があり、
「好奇心」の前には「主体性」があり
「主体性」の前には「良い感情」があり、
「良い感情」の前には「良い脳内会話」があり、
「良い脳内会話」の前には「良いセルフイメージ」がある。
さて、
あなたはどの段階で躓いているのだろう?
その細かい部分は分からないけど、
とりあえず人を好きになりにくい人は
他人に興味が湧きにくいというのは確かだ。
なぜ興味が湧きにくくなるのかは
この相談内容からはハッキリ分からない。
ただ、
・基本的にあなたは義務感に生きる
・減点方式で相手を眺める
・「悪いとこ探し」をして興味が湧かない
→結果として好きになれない
そんな気がしたんだよね。
なんか普段からあなたは
「〇〇すべき」「〇〇しなきゃ」
の義務感で生きてそう…って感じ。
だから「すべきこと」は分かるけど
「やりたいこと」は分からない。
そういう生き方が積み重なると
物事に対する「興味」を失う。
だって「興味」は「〇〇したい」という
主体的なプラスの感情から生まれるから。
あなたはそれが鈍くなってるのかなと。
そうなると物事は減点方式で見るよね。
というのも、
「〇〇すべき」という義務感だと
加点での評価はできなくなるから。
「すべきことができてない」
「こうあるべきなのにできてない」
そんな解釈になってしまう。
減点にしかならないんだよ。
きっとあなたも自分自身のことも
そうやって減点方式で見ていると思う。
例えば、
“男性の方からは私のことを「好き」だという気持ちがすごく伝わってきても、それに応えることができずに苦しく感じました。お付き合いの期間も1ヶ月と短命でした”
と書いてあるけど、
これも
相手が好意を向けてくれてるなら
こちらもちゃんと気持ちを返すべきなのに…
ちゃんとお返ししなきゃいけないのに…
みたいに思ってそう。
そうやって
「〇〇すべき」「〇〇しなきゃ」などの
義務感で考えてるから苦しくなるんだよ。
そうやって義務を果たせない自分を
いつも減点方式で眺めるから、
相手のことも減点方式で眺めてしまい、
興味も湧かないし、好きにもなれない。
この辺も別に
「これからこの人の良いところを
少しずつ見つけてこう!」
「どんどん相手を知っていきたいな」
みたいに考えていたら苦しくないと思うんだよね。
だから
あなたの「人を好きになれない」の
根底にあるのは「義務感での生き方」じゃない?
って僕は思った。
そして何より「義務に生きる」と
自分のことが好きになれない。
自分のことが好きになれないなら
他人のことも好きになれないよね。
そして
“また、お相手が性的な接触を強く望んでいる方が大多数で、迫られるとすぐに「(いい人そうだったのに)生理的に無理!」となってしまいます”
と書いてあるのも気になる。
あなたは自分のことが好きではなく、
自己肯定感が低いから
「私の人として魅力の部分を認めてほしい」
みたいな気持ちがあるのではないか。
だから性的なことを求められると、
「は?結局それ目当てなの?」
と、
自分の人としての価値を傷つけられて、
性的に消費される感覚になる。
だから「生理的に無理!」となるのかなと。
これらを踏まえると、
あなたが婚活する上で
次に進みたいのであれば、
「義務感を手放して、楽しい感情を取り戻す」
という話が重要になる。
そのためにはもう一度自分の内面と
深く向き合ってみるのはどうだろうか。
✔︎「〇〇すべき」「〇〇しなきゃ」
こういう生き方はいつから染み付いている?
✔︎なぜ「したいこと」より「すべきこと」を優先してきた?
✔︎「自分のしたいこと」を優先するのは何が怖い?
✔︎何が好きで、何が楽しくて、何に夢中になる?
こういうことを掘り下げてみて、
・なぜ義務感で生きてるのか
・なぜ自分の感情が後回しなのか
・義務感を手放すことにどんな不安があるのか
などを考えてみてほしい。
で、
「〇〇すべき」ではなく「〇〇したい」で
色んな選択を増やしていって、
今よりもっと自分のことを好きになってほしい。
黒メガネ回答まとめ
- 「人を好きになりにくい」のメカニズム
- 興味が湧きにくい理由: 義務感に縛られた生き方が影響している。
- 減点方式の視点: 自分や他人を「できていないこと」で評価しがち。
- 義務感の積み重ね: 「〇〇すべき」「〇〇しなきゃ」が主体性を奪い、興味や好奇心が低下している。
- 性的な接触への抵抗感
・自己肯定感が低いため、「自分の人間的価値を認めてほしい」と思っている。
・性的に求められると、「自分を消費される」と感じ、生理的に拒絶する傾向がある。 - 改善のために意識すること
- 「〇〇すべき」を「〇〇したい」に変える。
- 自分の好きなことや楽しいことを探し、義務感を手放す。
- 自分自身を加点方式で評価する。
もし自己肯定感の課題に躓いたら
これを参考にしてほしい。

関係作りに躓いたら
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