過去にXで回答した事例を載せています。
今回はこちらの相談です。
ざっくり相談内容はこちら
- 恋人に家族の代わりを求めてしまう
- 親身にされると裏切りが怖くて遠ざける
- 離れていく人に執着し、セフレ関係になりがち
- 本音を隠し、表面的な会話だけで繋がろうとする
- 寂しさを出しながらも、関係を深めるのを避ける矛盾
- 改善したいが、実際にどう行動を変えればいいのか分からない
黒メガネの回答
深い関係にはなりたいけど、
踏み込んでいくのも踏み込まれるのも怖く、
浅い関係を繰り返してしまう…
この葛藤は苦しいよね。
あなたの根底には
・私には価値が無い
・ガッカリ(幻滅)されたくない
・それで見捨てられるのが怖い
・だから近づかれるのもイヤ
というのがある。
「でも一人は寂しいから繋がりは求める」
それが葛藤を生んでるわけだ。
そして、それはもう自覚してる。
で、
あなたが本当に求めているのは
人との繋がりであり、
「自分の安心できる居場所」だ。
とにかくあなたは安心したい。
安心したいはずのなのに
“親身になって側にいてくれる方の気持ちは突っぱねて、わざわざ離れる人に縋って、体調崩すこともあるほどです”
と書いてあるように、
自ら不安定なところへ行く。
なぜなら
「自分には価値が無い」が根底にあるし、
「どうせ見捨てられる」と思ってるから。
最初から不安定な相手の方が、
上手くいかなかった時に
「ダメだった理由付け」
ができるんだよね。
これは傷つくダメージを減らせる。
そうして、
“家族のような無条件にそばに居てくれる人が欲しいけど、親身になられると後から嘘だった時に立ち直れないから近づかないで欲しいのです。血の繋がった家族ですら裏切るのに、他人なんて瞬く間に消えてしまうと思うから”
と考えて、
傷つく時にダメージを減らすために
親身になってくれる相手と距離を置く。
安心を求めてはいるけど、
親密な関係を築くのは怖いから
葛藤が生まれて苦しいよね。
そんな中で、
“冷静な時は、これダメだな、言い方を変えよう、一瞬発言を我慢しようって振り返れるのですが、その現場になるともう忘れたかのように同じ言動を繰り返しています。自分にとって話しにくいことを、どう話せばいいのか全く分からない。去る人を諦めなきゃならない時、どう切り替えるのかも分からない。他の人はどうやって仲を深めているのかやり方がわからないんです。
実際の行動にどう変えて行けばいいのでしょうか。”
という質問だよね。
ここに関して言うと、
人との繋がりも大切なんだけど、
まずあなたに必要なのは「自己信頼」だ。
誰と繋がるにしても「自己信頼」が無いと
先が不安になって
「自ら関係を壊す」
「お試し行為をする」
「わざと辛い関係を選ぶ」
などを無意識にやってしまうんだよ。
あなたは自分に対する信頼が無い。
そして自分の人生に対する信頼が無い。
じゃあ自分に対する信頼って
どこから生まれるのかというと、
「自分の人生を自分で歩んでいる感覚」だ。
自分に対する信頼って、
自分の望むゴールを決め、
自分で考えて、
自分で決断して、
自分から行動して、
自分で欲しいものを獲得する…
この繰り返しで、
↓
「私は自分の人生を歩んでいる」
「私は自分の望みを叶えていく」
「私には自分の人生をデザインする力がある」
という回路が脳に出来上がっていき、
↓
「問題があっても私なら乗り越えていけるし、
最後はゴールに辿り着けるよね」
という感覚を生み、
↓
これが自己信頼になる。
この感覚があるからこそ、
相手が期待通りにならなかったとしても、
全く予想外のことしたとしても、
そこで問題が発生したとしても、
「何とかなるだろ」と思えて、
未来に怖さを感じなくなる。
イメージ的には
「傷つかない関係を求める」のではなく
「傷すらも学びに変えて乗り越えられる自分になる」
という感じ。
あなたに必要なのはこの感覚だ。
じゃあこの自己信頼は
どうやったら身につくのだろう。
やり方は色々あるけど、
シンプルなところでいくと、
自分の望むゴールを決め、
自分で考えて、
自分で決断して、
自分から行動して、
自分で欲しいものを獲得する…
これを日常の中で繰り返していくんだよね。
いきなり大きなことじゃなくても良い。
例えば
「早起きを習慣にしたい!」とか、
「一キロ痩せる!」とか、
そんなことでも良い。
そういう
自分が望む未来を
自分の選択と行動によって、
自分で手に入れる
という経験を大量に積むんだよ。
そうすると、自分の中に
・自分で努力して、
・自分で自分を律して
・自分で試行錯誤をして
・未来を実現する力を持つ自分
というセルフイメージが出来上がってくる。
そういう小さなセルフイメージの積み重ねが
自己信頼を育てていく。
この自己信頼が育つと、
たとえチャレンジする中で失敗しても、
「試行錯誤すれば良いや」と思えるから
結局は良い方向に進む。
結果はどうであれ、成長した自分は残るし。
“話す気がない、信用する気がない、深まろうとする気がない、そんな雰囲気を感じたら相手もそんな人に1歩踏み出そうなんて思わないですよね。そのくせ、繋ぎ止めて、私のそばにいて欲しい!寂しい!というオーラはにじみでている。
あまりに幼稚で自分が情けないです。私を知られそうになるとまるで子供のように不自然に話題を変える、漫画映画、食事性的なことなど私自身と関係ない話題だけで乗り切ろうとする。。。”
と書いてあるけど、
別にこうやって失敗したって良い。
自己信頼があれば
「じゃあ次は紙に書いて伝えてみよう」
「穏やかな空気の時に話してみよう」
「あとで謝ってみよう」
など、いくらでも試行錯誤ができる。
今のあなたは上手くいないと
「あぁ、やっぱり私はダメだ」
と、自己嫌悪して終わりになっている。
自分の未来を信頼できていないから、
全てを過去の延長で考えているよね。
「どうせ〇〇になるんだろうな」と。
だから創意工夫や試行錯誤を重ねる前に
傷つくことを恐れて諦める。
とすると、
“実際の行動にどう変えて行けばいいのでしょうか”
という部分の質問に答えると、
自分の望むゴールを決め、
自分で考えて、
自分で決断して、
自分から行動して、
自分で欲しいものを獲得する…
これを日常の中で繰り返して、
自己信頼を育てていくんだよ。
別にこれは恋愛に限ったことではない。
仕事を通してもできる。
趣味を通してもできる。
むしろ恋愛だと拗れるなら、
まずは恋愛以外でチャレンジした方が良い。
そうやってあなたは
傷つかないように生きるのではなく、
傷を負っても試行錯誤して成長に利用し、
立ち直れる自分になるんだよ。
そうなった方が人生は豊かになる。
「自己信頼を育てる」というのを
ポイントにチャレンジしてみてほしい。
この自己信頼が育つと結果的に
「安心感」も得られるようになるから。
黒メガネ回答まとめ
- あなたに必要なのは「自己信頼」
- 自己信頼とは「自分の人生を自分で歩んでいる感覚」
- 他人ではなく、自分の選択と行動で未来を切り開く力があると実感することが大切
- 自分で考え、決断し、行動し、結果を出す」経験を増やす
- 過去の延長で未来を決めつけないこと
- 試行錯誤する力があれば、深い関係を築くことも怖くなくなる
- 傷つかない人生ではなく、傷を乗り越えられる人生を目指すこと
もし過去を乗り越える時にしんどくなったら
これを参考にしてほしい。
