過去にXで回答した事例を載せています。
今回はこちらの相談です。
ざっくり相談内容はこちら
- セフレとの関係を続けてきたが、自分が変わることを決意した
- 自分が成長したことにより、セフレ関係を見直すことに
- 関係を終わりにしようとしたけど、彼が続けたいと言ったため継続中
- 自分は成長したが、彼はまだ闇の中にいる
- 彼を放っておけないが、引きずられるのも怖い
- 自分に残された課題は?
- 彼との関係は続ける価値があるのか?
- さらに関わるか、潮時として離れるかで迷っている
黒メガネの回答
セフレの彼との関係を今後どうするか…
ここでのお悩み。
背景としては
“もともと私はセルフイメージがマイナスを限界突破しており、かなりの回避傾向があったためごく一般的な恋愛もうまくいかず、友人・男性関係ともに浅く広い都合のいい関係が自分にとって最適なんだと考えておりました。
しかし、2024年度を通して今までの生き方じゃたち行かなくなる出来事に遭遇しまくり、「変わるべきなのは自分なのかもしれない」ということに漸く気づき、ひたすら自分と向き合いました”
と書いてあるように、
このままじゃマズイと思って努力したわけだ。
そしてその努力の結果、
“現在は「自分でいじめ続けてしまった過去の自分を癒し、なおかつ自分が元気でいて、幸せを自分で作り出すこと」を第一目標に生きています。そしてこれからは、私と関わることで元気になると実感できるような関係性を周囲の人々と作りたいと考えています。
実際、両親や友人とはいままで言えなかった本音を言い合えるような関係になってきました”
という変化をしてきたんだよね。
これは良い成長!
でも、彼女の中では自分が前進したからこそ、
彼との差が生まれて、
どう関わったら良いか迷いが生まれている。
“もう次のステージに行く段階に来たのでは…?とも思っており、悩んでいます”
とのこと。
でも、そこでスパッと次のステージに行けず、彼にこだわる理由としては、
“似たもの同士だったから。いわば似たような水質の海で溺れていて、おまけに深海に繋がってる足枷が2人ともある状態。現状は、私はその鎖を断ち切ってだいぶ浅瀬にきて酸素を取り戻してるけど、彼はまだ溺れたままなので、セフレという名の私に繋がっている浮き輪を放り投げている状態。(溺れている自覚もなさそうだし、浅瀬に来たいかどうかは彼の意思次第なので遠くから見守ることしかできない)
街中でリュックが空いてる人を見かけて「あのままだと財布取られちゃうな…」と思って声かけるのと一緒。見捨てるほど冷たい人間ではありたくない”
と、書いてある。
とはいえ、彼と関わることでの恐れもあるようで、
“溺れゆく彼に引っ張られてまた私も溺れること。すなわち、前までの回避傾向に戻ること。またセフレという関係性は不安定ではあるため、多少なりともの「見捨てられ不安」は残っていること”
などがある様子。
…
なるほど。
じゃあ彼女は
どうしていったら良いのか考えていこう。
今のあなたは変化してきている。
これは素晴らしいこと。
ただ、この変化し始めた時期というのは、
「成長もしやすいし、逆戻りもしやすい」
と、思ってほしい。
あなたも、
“いわば似たような水質の海で溺れていて、おまけに深海に繋がってる足枷が2人ともある状態。現状は、私はその鎖を断ち切ってだいぶ浅瀬にきて酸素を取り戻してる”
と、表現しているように、
まだ自分が岸まで上がってないことを自覚してるよね。
この時期は岸に上がれる可能性もあるし、
また沈む可能性もあるんだよ。
でも、自分が岸に上がってしまえば、
相手を引き上げることもできる。
つまり、まず大切なのは
「あなたが岸まで上がること」
だ。
まだ浅瀬にいる段階で、
中途半端に彼を救おうとすることが
「本当に彼のためになるのか」
を考えてみてほしい。
一緒に溺れていくのが彼の幸せだろうか?
もし彼に関わるなら、
あなたが深海にいる
彼のところに潜るんじゃなくて、
あなたが岸に上がって、
「お前が上がってこい」
と、手を差し伸べることが重要。
あなたは下がらない。
相手が上がってくるんだよ。
だからあなたに必要なのは、
まずあなたが岸に上がること。
そう考えると、
今の段階では彼と距離を置いた方が良いよね。
そうしてあなたは岸に完全に上がってほしい。
あなたは、
“見捨てるほど冷たい人間ではありたくない”
“この彼は温かい関係性を築く相手としては人選ミスで、もう次行け案件なのか”
と、書いているけど、
✅自分が浅瀬にいる中で、
彼のところまでまた潜って関わるのが
本当に温かいことなのか
✅それが本当に彼の幸せに繋がるのか
なども自分に問いかけてみてほしい。
むしろ、中途半端に潜って
彼のところまで戻って一緒に溺れる方が
冷たい行為かもしれないよ。
“私にまだ残されている課題はなにか”
という質問があるけど、
ここに回答するとしたら、
相手と自分の境界線を
ハッキリ自覚すること
だ。
どこからどこまでを自分が介入して、
どこから先は「相手次第だな」と見守るのか。
その境界線を見極める課題がここにある。
僕の仕事も同じだけど、
相手を無理やり変化させることはできないんだよ。
僕らは自分が岸に上がって、
溺れてる人に手を差し伸べることしかできない。
あくまでも陸上から
「お前も上がってこい!」と
手を差し伸べるのであって、
一緒に潜って溺れることが優しさではないし、
温かさではない。
その
「境界線を知ること」
「まずは自分が岸に上がること」
これがあなたの課題だ。
そしてこの時の大切な考え方になるのが
✔︎あなたが成長すれば不要な縁は勝手に切れる
✔︎縁が深い人ならまた繋がる
という視点。
あなたが成長していって、
確かに関係は疎遠になるかもしれない。
でも、本当に縁が深ければ、
そんな成長していくあなたの背中を見て、
相手も上がってくる。
そこで相手が上がってきたら、
ご縁があったということだ。
そうやって自分に合った人が
周りに残っていくんだよ。
これをご縁とも言うし、
類は友を呼ぶとも言う。
そういう視点で考えてみてほしい。
黒メガネ回答まとめ
- 「彼を助けたい」より「まずは自分がしっかり岸に上がる」ことが先
- あなたが安定すれば、彼に影響を与えられる
- 「自分が下がる」のではなく、「相手が上がる」よう導くことが大切
- 中途半端に彼を助けようとすると、一緒に沈む可能性が高い
- どこまで関わるべきか、どこからは「彼の問題」なのかを見極める
- 「優しさ=相手に寄り添う」ではなく、「適切な距離を取る」ことも大切
- 「共に沈む」より「自分が岸に上がる」方が、彼にとっても良い影響になる
- 成長すれば、不要な縁は自然と切れる
- 本当に縁がある人なら、あなたの成長に触発されて変わり、また繋がる
- 「類は友を呼ぶ」ので、今後の人間関係はあなたの成長に応じて変わる