過去にXで回答した事例を載せています。
今回はこちらの相談です。
ざっくり相談内容はこちら
関係の問題
- 価値観の違いで喧嘩が増えた。
- 彼はイライラすると強い言葉を使うから不安になる。
- 「空気で察してほしい」彼と「言葉で伝えたい」自分のズレ。
- 喧嘩の際「離れてもいい」と言われるのが悲しい。
浮気疑惑
- 交際初期の出張中、彼が浮気していたと友人から聞く。
- 彼の「浮気は無理」という発言と矛盾しショック。
- まだ本人に聞けずモヤモヤ。
悩み
- 彼の好意は本物と感じるが、浮気をどう受け止めるべきか悩む。
- 別れる気はないが、許せるか・関係を続けられるか不安。
- 初めての浮気経験で、自分の気持ちの変化が読めず不安。
黒メガネの回答
これを見て思ったのは今後ずっとあなたは
「”信頼する力”を問われ続けるな」
ってこと。
“また先日交際当初私が出張していた際に彼が複数回浮気をしていたと彼の友人から聞きました。彼は浮気等されるのは本当に無理だと話していて、彼自身もしない、むしろできないといように話していたので衝撃でした。まだ関係が浅い、お互いをあまり分かっていない中での擬似遠距離でしたが、その辺りは彼を信用していたのでショックでした”
と書いてあるけど、
これが本当かどうかは分からないし、
彼は否定するかもしれないし、
開き直るかもしれないし、
結果は分からない。
ただ、彼が何を言うにせよ、
あなたは今後ずっと
「彼は浮気するかもしれない」という
疑念が頭に残り続ける。
関係を続けるなら
それを覚悟する必要があるよ。
じゃあそんな中でも関係を続けられる人は
どんな人かというと、
「自己信頼のある人」だ。
自己信頼とは
どんな結果になろうが
私はそこから学びを得て、
その経験を自分の魅力に変えていく
という[自分の未来や可能性に対する信頼]だ。
結局は
「自分の都合の良い結果に
なってくれることを信じる」
ということをやると、
それは淡い期待になるので簡単に裏切られる。
大事なのは
結果がどうなるにせよ、
その結果も含めて
未来を信じることができるかどうか
相手が浮気しても、しなくても、
自分と彼の未来や可能性を信じる力が
「信頼」なのかと。
「相手が〇〇だから信じれる」みたいに
「信じられる根拠を相手の中に求めない」
ということが大切。
「どんな結果になろうと
自分が勝手に未来を信じている」という、
自分を主体にして信じることだ。
こういう考え方ができるのであれば
継続することも可能なのかと。
もし彼の中に
信じられる根拠を求めようとすると、
不安になってしまうから。
まずは関係を続けるならこの精神が要る。
ここまでは大丈夫だろうか。
この自己信頼って、
ド基本だけど物凄く重要になる。
もしこの前提があなたにあるとする。
すると次に必要になるのは
「彼の本質を理解する力」だ。
“普段過ごしていて彼が私に向ける好意は本物だと私は感じていますし、信じています。だからこそ何故浮気をしたのか?どのような気持ちで私との交際を続けてきたのか?当時の彼の言葉をどれだけ信じていいのか?等が頭から離れません”
とあるけど、
この捉え方だと混乱するし、
不信感が募っていくよね。
僕も浮気された経験があるけど、
人の心って単純な
「好き」と「嫌い」ではできてない。
ごちゃごちゃと
色んな感情や考えが混ざっている。
好きなら〇〇するはず。
嫌いなら〇〇なはず。
これを言うってことは〇〇なはず。
この行動するなら〇〇だ!
みたいな単純な解釈だと
全く理解が追いつかなくなるんだよね。
あぁ、なんて面倒くさいんだ…
もっと簡単なら良いのにね。
あたなは、
“どうしたらもっと彼を理解してあげられるのでしょうか、また私の言葉が伝わるようになるのでしょうか”
と書いているから、
もし本当に理解したいのであれば、
彼の言ったことを「信じるor信じない」とか
「裏切るかどうか」とか、
そういう次元を超えて理解する必要がある。
例えば、
“彼は特にイライラしている際には本心でないことを言い、私がその通りに受け取ると言葉そのままの意味な訳がないだろう、と更にイライラさせてしまうことが度々起こります。また、これは私の感覚なのですが、彼がイライラしている際はわざと強い言葉や相手を傷つけるような言葉を放っているように思います。喧嘩が終わると本当はそんなこと思ってないと言いますが、あまりに続けられると何が本心なのか分からなくなりそうで不安です”
と書いてあるけど、
彼はなぜ本心でないことを言うのだろう?
“喧嘩の際に私がそうしたいのなら離れてもいい(別れてもいいの意味だと思います)と彼は言います。本心でないとしても、関係を構築することを放棄されているように感じで悲しいですし、やめてほしいと彼にも伝えています。徐々に回数は減りましたがやはり大きな喧嘩の際には同じことを言われます”
と書いてあるけど、
なぜ彼は「嫌なら別れても良い」などと
頻繁に言うのだろう?
この辺を考えてみることが凄く大切になる。
あなたはここに関して
自分の感想は抱いている。
「何が本心なのか分からなくなりそうで不安です」
「関係を構築することを放棄されているように感じで悲しいです」
とあるから、
これがあなたの気持ちであり、感想だ。
理解をするには、ここから
「なぜ彼はそんな態度を取るのだろう?」
と、踏み込んで考えることが必要になる。
そういうことを理解するために、僕はよく
✔︎相手の人生観を理解すること
✔︎相手の生い立ちから知ること
✔︎相手の言葉ではなく価値基準を理解すること
などの重要性を
僕は発信の中で過去にも伝えてきた。
じゃあ仮に僕があなたの立場で、
彼と関係を続けるとしよう。
そしたらまずは
「嫌なら別れれば良い」と言い放つ
彼の心をよく見る。
例えば、こういうことを簡単に言う人は
「向き合う覚悟が無い」
「傷つくことにビビってる」
「常にに保険をかけている」
「心はどこか寂しい」
などが想像できる。
怖いから「嫌なら別れれば?」と
自分から言うことで自分の心を守っているよね。
こういうのを想像したら、僕は生い立ちを探る。
既に何度も喧嘩をして、
何度も「嫌なら別れれば良い」
って言葉を聞いているわけだから、
仲直りの対話をする時に
彼の過去を色々聞いていくよね。
ただご機嫌を取って
「はい仲直り」では終わりにしない。
必ず掘り下げて、
直ぐに別れに逃げようとする背景を探る。
そうやって過去を見ていくと、
大体は何かあるんだよ。
人と繋がることにビビる原因が何かあって、
それが恋愛に浮き彫りになってるわけだ。
そういう根本にあるものが見えると、
「傷つく恐れ」は常にあるし、
心は常に寂しいから、
彼は彼女のことは好きでも、
不安から簡単に逃げることも想像がつく。
そういうタイプは浮気することもある。
自分が相手を信じてないから、
相手もいつか自分を裏切ると思ってるし。
だからその不安から
✅いつでも自分が振られて良いように、
保険のためにセフレを作る人もいれば、
✅一時的な不安を紛らわすために
セックスに逃げる人もいれば、
✅振られる理由をあえて作ることで
振られた時にダメージ減らそうとする人もいる。
他にも色んなパターンがあるけど、
不安から逃げるために浮気をする人はいるんだよね。
彼がどんなパターンなのかは
対話しないと分からない。
でも、少なくとも
「嫌なら別れれば良い」
と、簡単に言い放つ人なら
「向き合う覚悟が無い」
「傷つくことにビビってる」
「常にに保険をかけている」
「心はどこか寂しい」
というのは想像がつく。
だからそこを起点に理解していくんだよね。
で、
関係を築くのであれば、
その彼の根底にある「不安や恐れ」を理解して
距離を縮める。
僕ならどこかのタイミングで
「怖がってるよね」
「逃げてるよね」
「保険かけてるよね」
と、踏み込むし、
「逃げんな。向き合え」
って、いつかは言う。
そうやって
「私が好かれてるかどうか」の次元を超えて、
相手の魂の声を聞きながら対峙する。
そうして相手が
「あぁ、ビビってたな」
「逃げてたな」
「向き合わなきゃな」
と、自覚したら、そこから関係構築が始まる。
そこまですると、
相手の中に「浮気に逃げる」という
選択肢が消えていく。
本人の中に
浮気やセックスに逃げそうになった時に
「あ、また逃げてるな」と、
自覚できるようになるから。
これが関係構築だ。
ここまでやるかどうか。
それが大切になる。
みんな
「好きだったら浮気しないはず」
みたいなシンプルな思考になってるけど、
そう単純なものではない。
それよりも相手にとってセックスや浮気は
「不安や恐れの逃げ道になってないか」
「自分の闇と向き合う力があるか」
「自分の中に問題意識は持っているか」
などによって決まる。
“普段過ごしていて彼が私に向ける好意は本物だと私は感じていますし、言じています。だからこそ何故浮気をしたのか?どのような気持ちで私との交際を続けてきたのか?当時の彼の言葉をどれだけじていいのか?等が頭から離れません”
と書いてあるから、
混乱する気持ちも分かる。
でも、
恋人のことがいくら好きでも、
人は「恐れの回避」を動機にした時は
いろんなことをやらかすから、
そこを理解しないと相手と関係は築けないんだよね。
《「好き」だけど「恐れ」も同時にある》
となった時に、
人は「マイナスを回避する」という動機で
動くことがよくあるから。
僕は彼女に浮気された時にこれを学んだ。
そしてね…
これもしんどいと思うんだけど、
相手の言動で自分が一つ一つ傷ついていると
ここを理解できないんだよ。
相手の言動で傷ついてしまうと、
理解する余裕が無くなるから。
「辛い」「しんどい」
「私は傷ついた!」
と、なってしまう。
ここが本当に大変なところなんだよね。
僕も浮気された時は
「は?なんで?」となって、
理解どころじゃなかったからさ。
だから、もしあなたが彼と関係を続けるなら
ここまで書いた内容を、
呑み込んで実践していく必要がある。
凄く覚悟が要ることだから、
よく自問自答してほしい。
最後に
“どうしたらもっと彼を理解してあげられるのでしょうか、また私の言葉が伝わるようになるのでしょうか”
という質問に答えると、
まずは彼の抱く「恐れの中身」を知ることからではないかと。
そこをヒントにしてみてほしい。
黒メガネ回答まとめ
- 関係を続けるなら「自己信頼」が必要
- 「彼が浮気しない」と信じるのではなく、「どんな結果になっても自分は乗り越えられる」と信じること
- 彼の行動ではなく、自分の未来や可能性を信じることが大事
- 彼の本質を理解することが必要
- 「浮気=好きじゃない」ではなく、不安や恐れから逃げるために起こる場合もある
- 相手の「恐れの中身」を知ること
- 「なぜ彼は逃げるのか?」を理解することで、関係構築の土台ができる
- 彼の「恐れの正体」を探り、それを乗り越える関係を築けるかがポイント
彼が問題と向き合い
あなたと深い関係になるためのヒントは
これを参考にしてほしい。
