過去にXで回答した事例を載せています。
今回はこちらの相談です。
ざっくり相談内容はこちら
・彼とは付き合って半年
・2週間に1度のペースで土日デート、たまにうちにお泊まり
・連絡は毎日1.2通
・たまに旅行に行ったりしている
・連絡の頻度や会うペースに不満はないけど、家に行ったことがないことだけ気になる
・「うちは汚いから」と断られた
黒メガネの回答
これを読んで思ったのは
このスタンスだと遅かれ早かれ
どこかで関係が悪化するだろうな…
ってこと。
特に気になったのは
“2.3度彼に家に行きたいと気持ちを伝えたのですが、うちは汚いからと断られてしまいました。優しく丁寧な彼氏に惹かれたのですが、ネットを見ると既婚者や浮気相手と同棲、などの情報が多くどうしても彼を信じ切ることができません”
と書いてあるけど、
あなたは彼が信頼できないのではなく
ベースが不安なんだよ。
つまり
彼が家に入れてくれないから不安なのではなく
元々が不安になりやすい。
というのも、
「家に招き入れるかどうか」って
実はその人が持っている
パーソナルスペースの広さにも影響する。
これは個人差があって
家族ですら自分の縄張りには入れたくない
という人もいれば
誰でもおいで
と初対面でも招待する人もいる。
これはその人が持つ
パーソナルスペースの広さによるもの。
警戒心が強い人ほど
よっぽど親密にならないと
部屋に入れない人もいる。
今回のケースで言えば、
まだ付き合って半年というところ。
距離感としても微妙だ。
だから僕も
「部屋が散らかっている」という理由で
部屋に招くのを断ったこともある。
あとは、本当に散らかってて
片付けるのが面倒なケースもある。
こういう色んな背景も可能性としてはある。
で、
確かにこれは可能性の一つだし
他にも色んなケースはあるけど、
問題なのは
あなたが自分の不安だけで
「浮気している」
と思い込んでいるところ。
他にも色んな可能性があるのに
相手の背景をもっと考えようとしたり
もっと理解してみようとしたり
そういう努力をする前に
浮気を疑い疑心暗鬼になっている。
こういうスタンスだから冒頭では
彼が家に入れてくれないから不安なのではなく
あなたは元々が不安になりやすい。
と書いた。
で、
その自分が不安になりやすい課題を
「彼が家に入れてくれない」という問題に変え、
「彼に安心させてもらいたい」と思っている。
だから不安になる理由も、
“ネットを見ると既婚者や浮気相手と同棲、などの情報が多くどうしても彼を信じ切ることができません”
とあるように、
目の前の彼を見ることよりも、
ネットの情報で一喜一憂している。
目の前の彼を知ろうとしてないよね。
脳内の不安とSNSの情報で恋愛している。
目の前の彼は置き去りだ。
この感じだと
ここで仮に彼が家に招待したとしても、
「彼の家に〇〇があった!」
「これは他の女がいる!?」
みたいな別の不安要素を見つけて、
ネットの情報で勝手に不安になる。
永遠に不安は消えない。
このスタンスでいくと、
何か不安なことがあれば
全てを安心させてくれない彼に
責任を押し付けることになっていく。
この付き合い方は彼に凄く負担を与えて、
窮屈になっていくし、
その窮屈さが関係を悪化させる。
そうなった時、
自分の不安になりやすい心が
関係の悪化を招いたとしても、
「ほらやっぱり好かれてないんだ」と、
勝手な解釈をしてしまい、
不安な自分の想像が正しかったと思い込み、
次の恋愛でも同じようなことを繰り返してしまう。
あなたにとって大切なのは、
「自分の不安になりやすい心」を
課題と認識して向き合うことだ。
これは彼が仮に実際に
既婚者だったとしても関係なく、
ここは大きな課題になる。
というのも
「信頼」というのは
彼に「信頼させてもらう」ものではなく
「自分が主体的に信じる力」が大切だから。
彼がどんな身分だろうが関係なく、
この恋愛がどんな結果だろうが、
私はその経験も魅力に変えていける
という自分の未来や可能性に対して
信頼する力が重要になる。
この自己信頼があるからこそ
彼との関係を含めて信頼できるんだよ。
「彼が信頼させてくれること」ではなく、
「自分の未来と可能性を信じている」
という自己信頼の深さが大切。
あなたにとって重要なのは
その自己信頼の部分なのかなと。
「安心・信頼させてもらう恋愛」から
「主体的に信頼する恋愛」に変わったら
あなたは良い恋愛をして、
もっと深い関係を相手の築くようになる。
黒メガネ回答まとめ
- 問題の本質は彼が信頼できないのではなく、自分の不安になりやすい心
- あなたは、ネットやSNSの情報から「浮気しているかもしれない」という不安を膨らませている
- 目の前の彼を見るより、脳内の不安やSNS情報に振り回されている
- 信頼の本質は、相手に信頼させてもらうことではなく、自分の未来や可能性を信じることから始まる
でも、どうしても不安になる時は
どうしたら良いの?
という人はこれを参考にしてほしい。
