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相談回答:半年で別れたくなるパターンを変えられない

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過去にXで回答した事例を載せています。
今回はこちらの相談です。

ざっくり相談内容はこちら

・付き合うと半年で別れたくなる
・自分を責めて疲れてしまう
・甘えたくてもできない、頼れない、結果的にストレスが溜まる
・頑張りたくても頑張れない自己嫌悪のループでうんざりする
・すると全てが嫌になって恋人と別れてしまう
・20歳の時に鬱病を患った
・家庭環境が荒れてて父親の影響が強い
・父親を反面教師にしたいのに、気づいたら父親のようになっている
・どうしてもパターンを変えられない

 

相談原文

 

目次

黒メガネの回答

これを見て最初に思ったのは、
「父親を否定するために生きてしまってるな」
「過去への復讐心に生きているな」
ってこと。

“私が激しく自責してしまうのは、「父のようになりたくない」という思いからです。父は些細なことでも周囲に当たり散らかし、職場ではモラハラ・パワハラで訴えられるような人でした。そんな父でも「1番大事なのは家族だ」と言ってくれ過ごしてきたのですが、過干渉の傾向があり、父の思い通りにならないことがあるとよくヒステリを起こしていました”

“私は、
・父のような他責をする人間になりたくない
・父とは違って、大切なものや人を大切にする方法に柔軟でありたい
・愛する人には自由であってほしい
と、父を反面教師にする形で生きています”

と書いてあるから、
あなたはとにかく父親の生き方を否定したい。

反面教師にしてそこから学ぶのは良いけど
あなたの場合は「父を否定するため」に
自分の人生を使おうとしている。

「私はお前のようにならないぞ!」
「そう生きることでお前を否定してやる!」

イメージ的にはそんな感じ。

だからあなたは
・何をチャレンジしても
・何を勉強しても
・何を努力しても
「父親を否定するための人生」になっている。

 

あなたの人生がずっと苦しいメカニズムは
おそらくこんな感じ。

あなたが苦しいメカニズム

本来なら
努力することが自分の人生を豊かにすることに
繋がっているのが理想

だから頑張れるし、努力も楽しいし、
そこから得られる結果で成長する

でもあなたの場合は、
《父を否定するために自分の人生を使ってる》

そのためどんなに努力しても、
頑張る目標や目的が「父親の否定」だから
「私は〇〇になりたい!」
という希望に繋がってない

全ての出来事も努力もチャンスも、
父親への復讐のために使われる

自分の人生を生きてない

だから虚しくなるし、苦しくなる

だから相談内容には

“辛い辛い言ってないで、主体的に行動すればいいじゃないか。そう自分を奮い立たせるのですが、別れを切り出そうか迷い始める頃には「もう、何もがんばりたくない…」と思い始め、主体的に振る舞うエネルギーがない状態になります”
なら、エネルギーが充足するまで休めばいいじゃないか。そう思い、時間を作って癒そうとするのですが、なぜか交際相手のことを思うと自分の時間に集中できなくなり、またそんな自分に嫌気がさして自己嫌悪してしまう。この自己嫌悪のループから抜け出すことができないために、以前の恋人たちとはお別れしてきました”

“大切にしたいものを大切にするためには、常に学び続ける必要があると思っています。古い価値観や思想に囚われないために、新しい価値観や知識を吸収し続けることが、私が大切な人を傷つけないで済む唯一の救いだと思っています。ですが、これまで20年生きたきた中では、建設的な話し合いを家庭で目にしたことがなかったため、まだまだ未熟で不器用です。時折、そうやって主体的に学び続けられなくなります。「もう、がんばりたくない…」と。”

と書いてあるけど、

どうしても頑張れないのは
父親の否定のための人生になってて

自分の人生を生きれてないからだ。

これも自分の心の訴えだよね。

本当は、

「父親の否定のために生きるのは嫌だ」
「自分の人生を生きたい」

そんな潜在意識があるから、
父親の否定のための努力はしたくないんだよ。

 

でね、

そうやって父親への復讐のために生きていると
自分のことも否定したくなってくる。

 

自己否定と自責のメカニズム

父親を否定する生き方をしようとする

何かを選択する時に動機が
「父親のようにならないために」になる

物事を

・「〇〇してはならない」
・「〇〇すべき」
・「〇〇しなきゃダメ」
みたいな義務感で選ぶようになる

義務感に生きると、
何か自分ができないことがあった時に
「私はすべきことができなかった」
となるから自分を責めやすくなる

そんな自分をさらに肯定できなくなる

 

本来の自分の希望で生きていれば
自分ができないことがあっても
「私は〇〇したかったけど、できなかった」
となって、
「あぁ、残念だな」で終わりだけど、

でも義務感で生きていると
「私はすべきことができなかった」
になるから罪悪感と自責が生まれるんだよね。

こんな感じで
自己否定しやすい生き方になっている。

そうして

“どうしてこんなに自分のことをいじめてしまうのだろうと、よく考えます。まるで心がアレルギー反応でも起こしているかのように、いろんな方向に分散していた矢印が一斉にこちらを向いて、自責を始めてしまいます。どうして自責してしまうのだろう。それはもう、思考の癖になっているからだと、私は考えています”

と書いてあるけど、

自分を責める原因は
父親の復讐のために生きて
義務感で何もかも選択してるからだよ。

だからあなたは自分を責めることをやめられない。

そして、

彼と半年で別れるメカニズムはこんな感じ。

彼と半年で別れるメカニズム

あなたは「寂しさ、不安」などもあるから

・「分かってほしい」
・「安心させてほしい」
・「受け入れてほしい」
という欲求もどうしても強く出る。

けど、それは素直に表現できないし、
我慢して溜め込んでしまう

だから不満が溜まるし、
相手を責める気持ちも出てくる

でも、
それをぶつけるのは父親と同じになる気がして
絶対にしたくない

あなたは父親への復讐や否定のために
生きているから、そんなのは耐えられない

そして父親のようになることを
凄く恐れている

だから彼と別れることで、
父親と同じになることを避けて
父親を否定する生き方を保っている

こんなメカニズムかと。

だからザックリまとめると、

あなたは自分の言いたいことが言えなくて
ストレスが爆発して別れるというより、

父親への復讐心があるから
自分が同じようにならないために
彼と別れて「父親を否定する生き方」を
無理やり保とうとしている感じ。

 

 

さて、

ここからどうしたら良いか。

色々とアプローチはあるけれど、
まずはお父さんの生き方を許すのが理想ではある。

いきなり許すまではいかなくても
背景を理解してみようよ。

あくまでも僕の予想だけど、
お父さんも自分の人生を生きれなかったのかなと。

「実家は由緒ある寺だったので」
と書いてあるから、
お父さんも家系の影響を強く受けていたようにも思う。

代々受け継がれる家系のルールで
お父さんもガチガチに縛られていて、
自分の人生を生きれてなくて
心が壊れてしまったのかもしれない。

“父は些細なことでも周囲に当たり散らかし、職場ではモラハラ・パワハラで訴えられるような人でした。そんな父でも「1番大事なのは家族だ」と言ってくれ過ごしてきたのですが、過干渉の傾向があり、父の思い通りにならないことがあるとよくヒステリを起こしていました”

と書いてあるから、

お父さん自身も親から
干渉され、支配され、人生を縛られて、
ずっと葛藤してたのかなと思う。

だからある意味で、
お父さんは他人を尊重する方法が分からない。
自分がそうしてもらったことが無いから。

唯一自分が知ってるやり方は、
「干渉すること」「支配すること」だけ。

みたいな感じなのかなと思った。

だからあなたにもお父さんは
干渉する、支配する、
という関わり方になったのかなと。

 

こんなふうに父親の背景を考えていくと、
「あぁ、父親も家系の影響で葛藤してたのか」
と分かってくる。

別にいきなり許すことはしなくても良いから
「まぁ、分からんでもないな」
という感じにでもなれば良いと思う。

そうやって父親を否定することを
やめていってほしいんだよね。

人間だから環境や状況によって
おかしくなることもある。

それを強く否定するより、
「人ってそんなもんだよね」と、
受け入れてしまった方が良いんだよ。

そうやって父親への否定が薄まると、
あなたも自分への否定が薄まる。

今までは

「父親のようになりたくない!」
「自分が父親のようになるのが怖い」

みたいな気持ちがあって、
さっさと別れようとしていたけど、

「人ってそんなもんだよね」
「そういうこともあるよね」
と、受け入れられると
あなたも自分のことを許せるようになる。

そうしていくことで
あなたは「父親を否定するための人生」をやめて
自分の理想に生きるようになるんだよ。

 

その上で大切になるのは、

あなたは
父親の否定するために生きるのを卒業したら、
どんなふうに生きたいだろうか?

ここを考えてみてほしい。

 

必ず心の底には
「こんな私が理想」というのがあるはず。

だから彼との関係の中で素敵な時間を過ごして

「あぁ、私はこういうのが良いんだ」
「あぁ、私はこういうのが楽しいんだ」
「あぁ、私はこういうのが幸せなんだ」

というのを見つけていってほしい。

「父親のようにならないためには…」ではなく
「私の理想は…」で選択するんだよ。

そういうのが沢山貯まっていくと、
「私の理想の生き方」が何となく見えてくる。

それが凄く大切。

とはいえ、

自分の理想を見つけても
いきなりパッとは切り替えられないと思うから

・父親のようになりたくない
・父親のようになったらどうしよう
・頑張って何の意味があるんだろう

みたいな気持ちが出てきたら、
「あぁ、また父親の否定のために生きようとしていたな」

と、思って
自分の理想を思い出してほしい。

そうして

「あぁ、そうだった!そうだった!」
「私の生き方はこっちだった!」

と、何回でも思い出して、
自分の人生を歩んでほしい。

そういう意識の積み重ねで
少しずつ変わっていけるからさ。

黒メガネ回答まとめ

  • 現状の問題
    ・人生の軸が「父親を否定すること」になっており、そこに縛られている
  • 父親への否定と自己否定の関係
    ・父親を強く否定していると、自分自身も否定しやすくなる。
    ・「父親のようになったらどうしよう」という恐れが、自己否定や自責の原因となり、それが恋愛や人間関係に影響している。
    ・父親の背景や過去を理解し、「そういう生き方も仕方なかったのかもしれない」と少しでも受け入れることが、自己否定を薄める第一歩。
  • 彼との関係が拗れる原因
    ・「父親のようになりたくない」という恐れから、感情や不満を素直に表現できず、我慢して溜め込む。
    ・その結果、ストレスが限界に達し、関係を終わらせるというパターンを繰り返している。
  • 父親を否定するための人生を卒業して、自分の理想にいきることが大切

過去の否定をやめて
自分の理想に生きる方法は
これを参考にしてほしい。

note(ノート)
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