過去にXで回答した事例を載せています。
今回はこちらの相談です。
ざっくり相談内容はこちら
・年々「自分が大事にされてない」と感じることに敏感になっている
・扱いが雑に感じてネガティブな感情になる
・すると、軽く突き放す/素っ気ない返あるいはしばらく無視をしてしまう
・全ての不満を溜め込んでいるわけではない
・私の自己肯定感は低い
・この捉え方を変えるヒントがほしい
黒メガネの回答
あなたが「大切にされてないな」と感じる時は
・1時間~待たされる
・1時間~集合時間を延ばされる(予定のたび)
・約束を忘れられる
・必要時(特に日程調整や業務上の不明点を聞くとき)の連絡に反応が遅い
などの時なんだよね。
で、その原因は
・周りのことを大事にしすぎようとしている(大事にされたい裏返しになってしまって逆によくない)?
・仲良くしてくれる人は基本好きで、わりと広い範囲でまあいいかと思ってしまうから許してくれる人だと思われやすい?
・↑が知らず知らずのうちに我慢=不満になってしまっている?でもその場で気づけない
・長女(幼少期家庭がわりとボロボロ、いまはまずまず持ち直してます)
だと、あなたは思っているわけだけど、
僕が一番気になったのは、
“関係あるかわかりませんが、そんなに付き合いの深くない人からも気づかれるレベルには自己肯定感が低いです”
と書いてあるところ。
僕はここが一番の原因になっているように思う。
あなた自己肯定感が低いから
「私が周りからどう扱われるか」に
凄く敏感なんだよ。
自分で自分を肯定できない分、
周りからの評価や自分の扱われ方で
自分の価値の有無を感じようとしている。
だから
「私の扱い方が悪い=私の価値が低い」
みたいな図式が脳内にあって苦しくなる。
本来なら
相手が遅刻しようが、
返信が遅かろうが、
約束を忘れようが、
あなたの価値には一ミリも影響は無いのに。
自己肯定感が低いと、それらの出来事も
「自分に価値の価値が無い」という
思い込みとリンクして嫌な気持ちになってしまう。
だからそんな嫌な思いをさせてきた相手には
不機嫌になったり、無視したくなったり、
してしまうんだと思う。
遅刻したことが許せないより、
私の存在価値を傷つけるようなことが許せない。
あとは自己肯定感が低い分、
・迷惑かけないように、
・嫌われないように、
・変だと思われないように、
などを気にして、
あなたは
「〇〇しなきゃ」「〇〇すべき」
という義務感を多く持っていそう。
自分はそうやって
「〇〇しなきゃ」「〇〇すべき」
で毎日を頑張っているのに
それをサボっている相手を見ると
それは許せなくなる。
それは、あなたからすると
義務を放棄してるように見えるから
許せなくなるんだよ。
だから腹が立つ。
そういう部分もあると思う。
さて、
こういう心理があると
相手を理解する余白が無くなるんだよね。
そうして受け入れられなくなる。
それが問題点の一つだ。
僕も経験上
・1時間~待たされる
・1時間~集合時間を延ばされる(予定のたび)
・約束を忘れられる
・必要時(特に日程調整や業務上の不明点を聞くとき)の連絡に反応が遅い
こういう人間は何人かいたけど、
別に今は何とも思わない。
というのも、
シンプルに「逆算思考が苦手な人間がいる」
というのを理解したから。
このタイプは基本的に時間通りに進まない。
時間の計算がことごとく合わないから。
そんな相手を許容する方法は
この記事で解説している。
だからそういう人には
・遅れる時は連絡してね
・前日の予定の確認の連絡
・こういう連絡は早めにほしい
などの要望は伝えて、
あとは「そういうタイプの人だから仕方ない」
と、受け入れてしまう。
そうすれば遅刻してくること前提で動くし、
連絡が遅いのも前提に考えるし、
別にそこにストレスは無い。
イメージ的には例えば、
「この地域は雨が降りやすい」
って分かってたらその準備をするじゃん?
傘持っていくし、防水の靴を履いていくし、
もし雨が降っても対応できる準備をする。
そこで雨が降ったからって、
何で降ってるの?ムカつく!許せない!
とはならないじゃん。
だって天気なんだからコントロール不可能だ。
でも傘や防水の靴を持っていれば、
その天候に合わせて対応すれば良いだけ。
人も同じ。
こういうタイプか。と分かれば、
あとはそこに対応するだけだ。
ここで
「私の扱い方が悪い=私の価値が低い」
みたいな図式を持ってきてしまうと
拗れていくよね。
だから相手は天候みたいなもんと理解して、
受け入れてしまった方が早い。
相手の選択に一つ一つ傷つくより、
そうやって捉えた方が心はラクになると思う。
あなたがどう扱われようが、
あなたの存在価値は一ミリも揺るがないから、
そこだけは覚えておいてほしい。
黒メガネ回答まとめ
- あなたが「大切にされてない」と感じる背景には、自己肯定感の低さがある。
- 「私の扱い方が悪い=私の価値が低い」という図式が脳内にある。
- 自分が「〇〇すべき」と頑張っている分、それをサボっているように見える人に腹が立つ。
- 結果として「許せない」という感情が生まれる。
- 他人の行動はあなたの価値を測るものではない。
- 「この人はそういうタイプなんだ」と捉える。
根本にある自己肯定感の問題に取り組む場合は
これを参考にしてほしい。

相手を理解できる範囲を広げて
許容量を増やすのであれば
これを参考にしてほしい。
