過去にXで回答した事例を載せています。
今回はこちらの相談です。
黒メガネの回答
人依存を改善させたいと…。
依存を改善させるには
まずは自分と深く向き合う必要がある。
人に依存するのはなぜだろうか。
あなたは「寂しい」と言っているけど、
本当にそれだけだろうか。
自分の内面を掘り下げるヒントは
その寂しさにある。
例えば、
寂しくても誰にも連絡を取らなかったとしたら
あなたはどんな気持ちになる?
そこでどんな感情が湧く?
おそらくだけど、
誰とも連絡を取らずにいたら
何かしらの「不安」や「恐れ」が
湧いてくるんだと思うんだよね。
じゃあ、
あなたは何がどうなることが不安?
どうなることを恐れている?
そこを考えてみてほしい。
その「恐れ」こそが依存を生む原因になっている。
依存の背後には恐れがある。
何かにビビっているからこそ依存する。
それが分かったら、
なぜそんな恐れが湧くの?
そのきっかけは何だった?
というのも考えてみてほしい。
そうやって自分の内面を掘り下げていくんだよ。
…
基本的に「恐れ」というのは
自分の妄想が作り出す感情だ。
だから「恐れ」の内容まで自覚したら、
あとそこにあるのは「思い込み」なんだよね。
思い込みによって現実が見えなくなっている。
その思い込みを自覚して、
その後は現実をちゃんと見ていくと、
恐れは小さくなっていく。
おそらくだけど、
あなたはその「恐れ」のせいで
恋人とも深い関係になってないと思う。
寂しいから連絡はするけど、
相手の内面に踏み込んで、
自分の内面をさらけ出して、
親密な関係は築いてないんじゃないかな。
むしろ依存はするけど、
親密な関係になるのは怖がってそう。
となると、
あなたが依存を改善させるヒントは
恋人と深い関係を築くことにあるよ。
私の不安を埋めるための関係ではなく、
信頼を積み重ねていく関係になるわけだ。
その親密な関係になる過程で、
あなたが恐れていることが
「単なる自分の思い込みだったんだ」
ということに気づいていける。
そこに気づくことができたら、
恐れは小さくなっていくし、
依存も改善されていく。
だからあなたが取り組むことは
恋人と親密な関係を目指して、
思い込みによる「恐れ」を乗り越えることなのかなと。
”加えて歳を重ねるごとに 人とのコミュニケーションが わからなくなっていて 新規の人との関係構築が できません。
どうすれば改善するのでしょうか”
と書いてあるけど、
これも結局は同じ問題で
「恐れ」がコミュニケーションを分からなくする。
新しい人と関係を築く時は
シンプルに「相手に興味を持つ」
…これで終わり。
だって相手に興味を持ったら
自然に相手のことは知りたくなるし
聞いてみたいことも沢山出てくる。
でも根底に「恐れ」があると
あなたの中では恐れを回避しようとする。
嫌われたらどうしよう。
変に思われたらどうしよう。
頭悪いと思われたらどうしよう。
ウザいと思われたらどうしよう。
など、恐れは色んなネガティブな気持ちを生む。
この気持ちを抱いている時は
自分のことしか考えていない。
「自分がどう思われるか」で頭がいっぱいで、
相手への興味は消え去っている。
だからコミュニケーションが分からなくなる。
あなたが関係構築を難しく感じるのは
「恐れの回避」が起点になってるから。
こんなふうに
「人への依存を治したい」と
「コミュニケーションが分からない」という
問題の根本は同じ「恐れ」だ。
だからまずはさっきも書いた
恋人と親密な関係になる努力の中で
恐れと向き合っていってほしい。
黒メガネ回答まとめ
- 「人への依存」や「コミュニケーションが分からない」という悩みの根本には、共通して「恐れ」がある
- コミュニケーションの苦手意識と恐れ
・「嫌われたらどうしよう」「変に思われたらどうしよう」といった自己防衛的な思考が、自然な対話を妨げている。
・「恐れの回避」が目的となり、相手への関心や理解の努力が不足する。