過去にXで回答した事例を載せています。
今回はこちらの相談です。
ざっくり相談内容はこちら
- 既婚子持ちの男性と2年間不倫中。彼は離婚の意思がなく、子どもが大きくなるまで離婚を持ちかけないと明言。
- 彼と深い関係になりたいが、家庭を優先する現状に不安と葛藤を感じる。
- 恋愛体質で、過去にも「クズ男」に惹かれがちだった。今の恋愛で自己成長や新しい挑戦をしているが、迷いが多い。
- この恋愛を続けるべきか、不倫を終えて新しい関係を探すべきか悩んでいる。他の人に気持ちが向けられない。

黒メガネの回答
色々と拗れまくっているのは
自分自身がよく分かってると思う。
で、
この相談内容の中にはほとんど書かれてないけど
あなたが一番に向き合った方が良いのは
・親子関係で身につけた価値観
・その影響で下がったセルフイメージ
・幸せ恐怖症
この辺だよね。
相談内容には
“昔から恋愛体質で物心ついた時から常に好きな人がおり、高校生以降ぐらいはまんまとクズ男を無意識に好んで苦しんできました”
と書いてあるから、
あなたは自分が不幸になるような相手を
自ら選んでしまうわけだ。
なぜそうなるかというと、
セルフイメージが低いから。
自分の価値が無いと思ってるから
それに相応しい相手を選ぶ。
そして幸せになるのが怖い。
だからあなたは
仮に独身の素敵な方から
物凄く大切にされたとしても
その関係性を自分から壊すと思う。
だって
「こんな私が大切にされるはずがない」
「こんな私が幸せになって良いわけがない」
「絶対に後で裏切られる、しっぺ返しが来る」
そんなことを思うから。
あなたはピュアな人を好きになれないと思う。
不安や恐怖が勝ってしまいそれどころじゃない。
それくらいあなたはセルフイメージが低いし、
幸せになることをビビってる。
だからクズ男とか、不倫相手くらいが
自分で丁度良く感じるんだよ。
あなたは不倫相手との関係に苦しみながらも
その幸せになれない状況に安心してるように見える。
だから、
“彼にハマっている理由として、彼も元々クズ男体質で女性と深い関係にならなかったタイプの人なのですが、そんな人がずっと最初と同じ熱量でいてくれるのがとても嬉しくて…”
と書いてあるけど、
これは少し違うよね。
彼には奥さんがいるし、
私が一番になることはないし、
絶対に幸せになれないと分かってる相手だから、
あなたは「幸せ恐怖症」を発症せずに、
安心して彼にハマることができるんだよ。
彼が独身で本当に素敵な方だったら、
あなたは怖くなって逃げ出してると思う。
✔︎こんなピュアで素敵な人が私を好きなの?
絶対嘘だ!そんなことない!
✔︎本当に愛されてるの?
→お試し行為を連発して自滅
✔︎こんなピュアな人と私が一緒になったら、
相手のことを汚してしまうからダメだ…
きっと、そんなことを考えて
長く一緒にいれないよね。
そして、
“恋愛依存の私が普通の恋愛だと無理だっただろうなと思うことが叶ってしまってるのが原因の一つだと思います”
と書いてあって、
これは確かにそうだと思う。
普通の恋愛だったら
幸せ恐怖症
↓
不安、不信感
↓
お試し行為を連発
↓
自滅
が直ぐに来てしまうから。
不倫相手だからこそ、
一番になれない葛藤はあるものの
幸せ恐怖症が出なくて済んでいる。
さて、
そんなあなたが向き合う課題は
なぜそんなにセルフイメージが低い?
なぜそんなに幸せになるのが怖い?
どんな思い込みがあるの?
どうなることが怖いの?
なぜそのような価値観になったの?
こういう部分だよね。
“縁を手放さないと緑が入ってこないとよく言われますが、自分が成長しないと繰り返すだけじゃないかなと思っていて…”
と書いてあるけど、
その通りだ。
ただ、今の縁を手放したところで、
幸せ恐怖症になるほどのセルフイメージの低さ
が残っていたらまた別の悪い縁が引き寄せられる
だから向き合うべきは自分の深層心理だよ。
今回の内容からは
なぜ幸せ恐怖症になったのかは分からないけど、
カウンセリングに行ってるなら
親子関係から色んなことを紐解いていってると思う。
そのカウンセラーさんと話をしながら
幼少期の自分を見つめ直して、
「内側の自分」を成長させていってほしい。
で、
自分のことがよく分かってくると
恋愛で求めていることの全てが
幼少期に得られなかったものを
取り戻そうとしているだけ
ということに気づいてくる。
すると、
今の不倫の状況も見え方が変わるのかなと。
というのも、
これはあなたに限ったことではないけれど
多くの人は
幼少期に満たされなかった思いや気持ちを
大人になってから恋愛で
取り戻そうとするんだよね
そうしてその幼少期のパターンが恋愛に出てくる。
例えば、
親に本音が言えなかった
だから親に対しては拗ねて気持ちをぶつけた
とかなら、
恋人にも本音は言えなくなるし、
拗ねて気持ちをぶつけることをするとか。
僕だったら、
幼少期は気に入らないことがあると
部屋の隅っこにいって、
距離を置こうするパターンがあった。
だから大人になってからも、
彼女との関係で上手くいかないと
昔は距離をおこうとする傾向にあったよね。
こんなふうに満たされなかった部分を
恋愛で再現して満たそうとする。
このパターンを乗り越えていかないと
何度でも同じミスを繰り返して
関係が上手くいかなくなる。
そうやって恋愛を眺めると、
好かれるかどうかで一喜一憂するのではなく
どう課題を乗り越えるかに視点が向くから
恋愛そのものより自分の成長に意識が向いて
相手に執着しにくくなる。
そして、
“アプリを始めてみたり新しい出会いもチラホラありますが、気持ちが彼にあるのでやはり彼のところにいると安心してしまいなかなか他の人を好きになれません”
と書いてあるけど、
別の誰かを好きになっても何の解決にもならないよ。
依存先を他に作ったとしても、
自分の心が自立するわけではないから。
どうせなら一度恋愛をやめて一人になって、
その時に湧いてくる「不安や恐怖」と
徹底的に向き合った方があなたは変わると思う。
きっと依存先がどこにも無くなった時、
凄く不安になると思うけど、
だからこそ不安から逃げずに向き合うんだよ。
恋愛に逃げることができなくなって初めて
あなたは自分と向き合えるんじゃないかな。
今はどんな不安や恐怖が湧いても
「だって彼が〇〇だから」
「もし彼が〇〇だったら」
「もし彼と〇〇していれば」
など、彼との関係のせいにして
ちゃんと向き合えないと思うからさ。
恋愛という刺激が自分と向き合わなくて良い
逃げ道になってしまっているよね。
一人になって恋愛への逃げ道を無くした後が
あなたの成長の本番なのかなと。
黒メガネ回答まとめ
- 不倫相手との関係が続く背景には、セルフイメージの低さや幸せ恐怖症が影響している。
- 幼少期の親子関係が現在の恋愛観や自己認識に影響を与えている可能性が高い。
- 幸せ恐怖症により「幸せになれない状況」が安心感を与えている。
- 不倫相手だからこそ深く踏み込まず、安心して依存できる状態。
- 恋愛依存から離れ、自分の内面と向き合う。
- 幼少期の価値観やセルフイメージの形成過程を見直し、自己認識をアップデートする。
もしどうしても
自分との向き合い方や
乗り越え方が分からない場合は
これを参考にしてほしい。


