過去にXで回答した事例を載せています。
今回はこちらの相談です。
ざっくり相談内容はこちら
・私28歳彼氏53歳の同棲して1年半経つが、彼氏が話し合いができない
・喧嘩はいつも彼氏が怒って喧嘩になる
・喧嘩の理由は理不尽だなと思うものばかり
・話そうとしても彼は無視、ふて寝、無言
・彼氏が落ち着いた時に話そうとしても何を話しかけても無視
・どうしたら良いか
黒メガネの回答
うーん…
一般的な感覚で言えば
「別れた方が良い」という感じだよね。
53歳で
・喧嘩はいつも彼氏が怒って喧嘩になる
・喧嘩の理由は理不尽だなと思うものばかり
・話そうとしても彼は無視、ふて寝、無言
だとするなら、
だいぶ拗れている気はする。
外見は大人でも、中身は「男の子」のまま。
こういう場合は
何か本人の中に闇があることが多い。
・あとはどこまであなたが向き合うか
・どこまでやり切って別れるか
・どう解釈して別れるか
この辺が大切なのかなと思う。
ここにはポイントが2つある。
まずポイントの1つ目。
仮に僕がもし彼女だとしたら、
こんだけ話を聞かない彼なら、
「甘えてんじゃねぇ」
「ふて寝、無視、不機嫌ってガキか!」
「私はママじゃねえんだわ」
「大人の男なら対話しろ」
「嫌なことから逃げてるだけのヘタレだぞ」
と、どこかで
「目ぇ覚ませボケェ!!」
と、愛を持って喝を入れる。
それで、
「あんたはこのままじゃ一生そのままだぞ?」
「ずっと子供おじさんやってんのか?」
と、問い、
「自分と向き合え!!」
と、言う。
実際の言い方はもっと工夫するだろうけど。
結局さ、こうやって子供のように
怒って不貞腐れてしまう人は
話し合いができないというより、
自分と向き合うことができないんだよ。
話し合うには
自分と向き合い、内省して、言語化して
それを伝えることが必要だけど、
自分と向き合えないから
「俺は悪くない!」「うるさい!」
くらいの解釈で止まる。
だから話し合いまでいかないわけだ。
そう考えると、
「話し合ってよ!」
「ちゃんと私と向き合ってよ!」
という方向性より
「どうすれば彼は自分と向き合うのか」
という部分を考えた方が良い。
こういうニュアンスのことは伝える。
それでももし別れる時が来たら
今の自分の力では
この人の過去と向き合って、
一緒に乗り越えていくほど
器は無かったな。
そこまでの覚悟は自分には無かったな。
という解釈で別れる。
この解釈だと、
自分の課題も見えるし、
成長の糧にできる。
でも、
「彼が話し合いができないから別れる」
だと、成長の糧にしにくい。
.
あともう1つのポイントは、
なぜ28歳のあなたが53歳の拗れた彼に惚れたの?
というところ。
基本的にそんなに歳の離れた人って、
恋愛対象にはなりにくい。
下手したら父親と
そんなに変わらないくらいの年齢だ。
あなたは28歳ということは、
周りにはもっと歳の近い人だっているだろうし
そういう出会いも沢山作れるはず。
でもあなたはなぜか
そんなにも歳の離れた彼と付き合った。
ここから何が考えられるかというと、
あなたも
「親子関係の中に拗れた何か」が
あるのでは?
ってこと。
例えば、
自分の父親との関係に拗れた何かがあると、
そういう歳の離れた男性を好む傾向にある。
これは幼少期にお父さんとの関係で
得られなかった何かを
歳の離れた恋人を作って取り戻そうとする作用だ。
例えば実際にあったのは、
とある女性は子供の頃に
両親が離婚して父親が家庭にいなかった。
父親はお酒を飲んで暴れることはあったけど、
飲んでない時は優しくて、
彼女もお父さんが大好きだったんだよね。
でも、離婚して父親と会えなくなって、
母親とも関係がギクシャクしてて、
どんどん父親に対する寂しさ、憧れ、愛情、
など増していったわけだ。
その結果、
歳の離れた男性とばかり付き合うようになる。
理想の父親像があるから、
「頼りになる人」
「守ってくれる人」
というのを求めて歳の離れた人と付き合う。
でも、
必ず「酒癖が悪い、ギャンブルをする」
などのどこかクセのある人を選ぶんだよ。
これは父親の影を追っていて、
幼少期の寂しさをやり直そうとしていたわけだ。
無意識のうちに歳の離れた人を選ぶ時、
そこには過去の満たされなかった気持ちが
眠っていることはよくある。
こういう時って、
好きなのはその彼というより
「過去をやり直したい」という欲求だ。
見ているのは「彼」ではなく「過去」なんだよ。
仮にそういう何か親子関係の影響がある場合、
あなたが向き合うのは
「自分の過去」「自分の親子関係」だ。
そこには
どんな未消化の感情がある?
どんな思い込みがある?
どんなコンプレックスがある?
どんな親の作った枠がある?
ここと向き合うことが大切。
そうやって、
「自分の課題に気づいたキッカケ」
と解釈して彼と別れる
ってこともあるよね。
こんなふうに、
別れるにしても「どう解釈して別れるか」
によって、この恋愛の意味は大きく変わる。
「別れた方が良いよ」
というのは簡単だけど、
あなたは
“私が幸せになれる道をアドバイス頂けたら嬉しいです”
と書いてある。
「あなたの幸せ」のためには、
根本と向き合うことが必要だから、
「どう解釈して別れるか」
も大事にしてほしい。
黒メガネ回答まとめ
・「彼が悪いから別れる」ではなく、自分の課題を認識し、成長に繋げることが大切。
・彼に「自分と向き合え」と伝え、自己理解を促す働きかけをすることも一つの選択肢。
・歳の離れた男性を好む背景に、親子関係の影響がある可能性があるため、自分の過去や親子関係に向き合う必要がある。
・自分の内面を見つめ直し、自分の課題に気づくきっかけとする。
・ただ別れるだけでなく、「どう解釈して別れるか」を考え、この恋愛を自分の成長に繋げることが「幸せ」への第一歩になる。
じゃあどうやって課題を認識して、
どう向き合っていったら良いの?
という部分に関しては
これを参考にしてほしい。

関係を続けるにせよ、別れるにせよ
凄く大切な視点だから。