過去にXで回答した事例を載せています。
今回はこちらの相談です。
黒メガネの回答
「他人の感情が移る」
これはよくあること。
ノイズが強い感情が溜まった空間に行くと
脳波が乱れるんだよね。
そうして自分も脳波が乱れて
その感情になってしまう。
多くの人はここで
「他人の感情が乗り移っている!」
ということに気づけない。
「何かイライラするな」となる。
すると人はその感情の理由が欲しくなる。
その結果、脳内の記憶から
こんなことはよくあるんだよ。
無意識だから気づいてないけど。
だから「他人の感情が入ってくる」という
自覚を持つことは凄く大切になる。
その点で言うと、この相談者の方は
“私は周りにイライラしている人がいると、自分までその雰囲気にのまれてイライラしてしまうことが多いです。イライラの原因が自分でないと分かっていても気分が悪くなります”
「これは他人の感情だ!」
「私は影響を受けてる!」
と、分かっている。
だからこれは良いことだよね。
さて、そうなると次は
“理想としては、相手の機嫌に左右されずに過ごせる、欲を言えば相手の雰囲気も良い方向に変えられるぐらいの自分でいたいと思っているのですが、そのためにはどうすればいいでしょうか??”
という部分が大切になる。
ここに関して言うと、
大切な視点としてポイントは3つ。
①境界線を持つこと
②高い感覚を維持すること
③相手を理解する力をつけること
この3つだ。
まず境界線に関して言うと、
「自分の感情は自分のもの」
「相手の感情は相手のもの」
という考え方が大切になる。
他人の感情に影響されやすい時って、
この境界線が曖昧になってる時だ。
こういう人は相手が不機嫌だと
「私が何かしちゃったかな」
「私が何とかしなきゃ」
とか思いやすい。
だから相手の感情がネガティブだと、
何かソワソワしてきて
なかなか相手が良くならないと
自分までネガティブになってくる。
相談内容には
“欲を言えば相手の雰囲気も良い方向に変えられるぐらいの自分でいたいと思っているのですが”
と書いてあるから、
もしかしたら、
相手の感情の責任まで
引き受けようとしてないか?
というのは気になった。
境界線が曖昧な状態でそれをやると
どんどんネガティブな方に
引っ張られるからさ。
相手の感情は相手のもの。
相手の感情は相手の責任。
自分の感情は自分のもの。
自分の感情は自分の責任。
という境界線が大切。
これがあれば、
相手がどんなに不機嫌でも
「あぁ、あなたは今そういう状態なんですね」
という感想で終わる。
だって相手の感情は相手の責任なんだから。
まずはこうやって境界線が引けてるかどうかを
見直してみてほしい。
その上でもし、それでも
「相手の雰囲気も良い状態に
変えられるような自分でありたい」
と思うなら、ここで大切になるのが
ポイントの二つ目。
②高い感覚を維持すること
どういうことかと言うと、
実は
「人は自分と似た周波数を拾う」
というのがある。
つまり、
自分がイライラに感応したのであれば、
その時の自分の脳内は既にノイズが多かった
ということ。
だから呑まれやすくなる。
基本的に分の状態が良ければ
あまり影響は受けにくいんだよね。
じゃあどうすれば
自分の良い状態が保てるのか。
これも一つの考え方だけど
ネガティブに呑まれないために大切なのは、
自分の理想の状態は?
どんな心の在り方を望む?
という部分。
その理想の感覚に合わせようと
努力して生きていると
ノイズの強い感情の影響は受けにくくなる。
例えば僕の仕事は
「相手の心の闇」との距離が凄く近い。
だからセラピストとかカウンセラーって
自分が病んでしまうことが多い職業なんだよね。
ネガティブな影響を受けやすいと
自分も心が落ちてしまうわけだ。
でも、僕は沢山の悩みに触れても
ネガティブな感情に触れても、
何も揺るがない。
なぜなら「俺はこう在りたい」という
強い自分の理想があるから。
その最高の自分に意識が常に合っている。
だから「心は熱い」
そのおかげで
冷たいネガティブな空気が来ても
その10倍の熱で吹き飛ばして温かくする。
そして仮に影響を受けても
直ぐに戻ってこれる。
「あぁ、これは俺じゃない」
「本来の俺はこうじゃない」
と、正気に戻る。
そんなイメージ。
だからあなたも
「どこに合わせようとするのか」
が凄く大切になる。
そして「戻る本来の自分がいる」
ということも重要。
だからまずは
「どんな自分が理想?」
「どう在りたい?」
「どの感覚で生きたい?」
を決めると良い。
もし分からなければ、
あなたが憧れる
「この人みたいな感覚が良い!」
という具体的な誰かをイメージしてほしい。
これは歴史の偉人でも、
漫画のキャラでも良い。
で、
その憧れのその人だったら
どんな感覚で生きてるのかな?
というのを想像して、
その感覚を自分に降ろす。
その感覚に自分を合わせる。
するとノイズに惑わされにくくなるよ!
ちなみに僕は孔子が好きだから、
何かノイズが多くなったら
「ここで孔子ならどんな感覚で生きるかな?」
というのを想像して、
それを自分に降ろしてた。
これだけで良い状態は保てるんだよね。
大切なのは
「高い感覚でい続ける」ってこと。
その状態をキープできると
仕事も恋愛も人間関係も
全てが変わっていく。
ネガティブな影響も受けにくくなる。
高い感覚を憑依させるのは
かなりオススメだし、
実は人生を変える極意にも繋がってるから
試してみてほしい。
そうやって自分が良い状態でいれば
自然と良い影響を
周りに与えやすくなっているはず。
最後はポイントの三つ目。
③相手を理解する力をつけること。
というのも、
なぜなら
「あぁ、きっと○○なんだろうな」
「○○があったから荒れてるんだな」
「本当はこうしたかったんだろうな」
などの事情や背景が見えてくるから。
人って訳もわからないネガティブな感情は
ダメージを受けやすいけど、
事情が分かると対処もできて
冷静に見ることができる。
特に普段接する人の中で
感情が不安定な人がいたら
この理解力を高めるのもおススメ。
黒メガネ回答まとめ
- 他人の感情の影響を自覚する
他人の感情が自分に移る現象を理解し、「これは自分の感情ではない」と認識することが大切。 - 境界線を持つ
自分と相手の感情を分けて考える。 - 理想の自分を明確にする
自分がどう在りたいか、理想の状態や心の在り方を明確にし、その感覚に意識を合わせる。 - 高い感覚を保つ
憧れの人物や理想像をイメージし、その感覚を日常に取り入れて「高い感覚」をキープする。 - 本来の自分を意識する
ネガティブな影響を受けた際には、「本来の自分」を思い出して意識を戻す習慣をつける。 - 他人の感情を理解する力を磨く
他人の感情の背景や事情を推察し、冷静に対応する力を高めることで、揺さぶられにくくなる。
じゃあ他人の感情への理解力ってどう高めるの?
という部分に関しては、
これを参考にしてほしい。
